
モーターポイント

要約すると、、運動神経の末梢が支配する筋肉に入る点で、筋肉がもっとも収縮する部位の事です。鍼治療において、このポイント選びが重要であると感じております。肩こり、腰痛をはじめ、内臓の不調も筋肉のコリを改善することで、症状は大きく変わります。癌においても同様で、肺がん、胃がん、肝臓がんに関しては、姿勢を変えるだけで非常に強い痛みが生じます。そういった状況に、このポイントを選定することで、状況がかなり緩和します。

トリがーポイント

硬くなっている筋肉が関連痛を引き起こす状態になっております。局所の痛みか、他の筋肉からの関連によるものかが、効果を上げるポイントになってきます。その場合、ポイントを押すと自覚している部分の痛みが軽減したり、強くなったりします。例えば頭痛が主訴の場合、肩こりを起こしている筋肉を抑えたりすると症状が軽減するという事です。その部分を探し、施術するとで、効果を飛躍的にあげることができます。

皮膚は内臓の鏡

身体の状態は、顔をはじめ皮膚に影響を及ぼします。
胃炎の際には、みぞおちの部分に湿疹が出たり、強いストレス、便秘で顔の皮膚が荒れたり、赤くなったりする事があります。
東洋医学では、身体の反応を舌、脈をみて、どこが悪いか診断でき、西洋医学では皮膚の状態を観察する事で、身体の何処からの反応であるかを把握する事ができるのです。
舌、脈、皮膚から得た情報でハリや吸玉で施術する部位を決め、特定の場所に刺激を行うと、身体中に張り巡らされた神経のネットワークが働き治療作用が生まれます。
身体の状態を改善させる事は、決して単純な事ではありませんが、例えば、まぶしい光が目に入るとまぶたを閉じてしまう、くしゃみは明かるい方に鼻を向けると出やすい、これも反射によって行なわれている現象です。
患者さんの状態を把握し、何回も根気強く施術を行うと身体は自ずと変化していくのです。
顔や皮膚の荒れ、痒み、乾燥は身体が示しているホルモンバランスや内臓からのサインなのですから、体の状態が安定することにより反応は自然と消えてゆきます。
大切な事は、皮膚の状態を改善する事ではなく、身体の状態を改善するという事です。

舌と脈で何がわかるの? >>>