吸玉(すいだま・カッピング)療法の効果 血液をきれいにする
(1) 吸玉(すいだま・カッピング)療法7つの働き
吸玉療法の効果はいろいろな形であらわれますが、大きく分けると次のようになります。
@ 血液をきれいにする
A 血行を良くする
B 血管をはじめ組織を強化する
C 皮膚の若さを保つ
D 関節の働きを円滑にする
E 内臓諸器官を活発にする
F 神経を正常に調整する
わかりやすくするために分類してみましたが、これは勿論、お互いに関連しあい、複雑に絡み合っています。
ですからむしろ、
@ 深部にまで及ぶ、きわめて強力なマッサージ効果がある
A 吸玉は刺激範囲が広いので、ツボを捕らえるのが容易な、誰にでもできる
ツボ刺激効果がある
といったほうがわかりやすいかもしれません。
(2) 血液をきれいにすることが最大の特徴
吸玉(すいだま・カッピング)の効果のなかで最もすばらしく、この療法の特徴になっているのは、血液に対する作用です。すなわち、血液の浄化と血行の促進です。そして、健康を保つ上でもっとも大切な役割を果たしているのが血液なのです。私たちは血液を常にきれいにサラサラに保たなければいけません。吸玉はそのために絶大な効果を発揮する物なのです。
(3) 有害成分を追い出す強い見方
患者さんの身体から吸玉をはずしたときに、ものすごい悪臭がして、思わず顔をそむけたくなることがあります。悪臭のある分泌物で皮膚がヌルヌルした状態になっていたり、治療用電器吸引機の濾過用ガーゼにそれがベットリ溜まったりもします。これは、吸玉によって、体内から有害な成分がいかに急速に排出されるかを物語っています。血液が運び出す老廃物の大部分は腎臓で分離され、尿として排出されますが、皮膚からも汗や皮脂に混ざって排出されます。吸玉によってこの働きが大いに助けられるわけです。
「誰にでもできる吸玉療法」 宮本猪八著 より


